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サービスプラットフォーム「MOREVE」について

こんにちは。ソニーワイヤレスコミュニケーションズ(以下SWC)のUMAです。

本日は2023年11月に発表した、SWCの法人向け事業の「MOREVE」について企画担当組織のエンタテインメント企画課の統括課長 神保さんにお話を聞きました。

エンタテインメント企画課
統括課長 神保さん

①法人向け事業としてサービスプラットフォーム「MOREVE」の提供を始めましたが、「MOREVE」とはどういうサービスで、なぜサービスプラットフォームというのでしょうか?

「MOREVE」は「MORE」と「MOVE」を組み合わせた造語で、「モアビ」と読みます。エンタテインメント領域に「もっと感動体験をとどけたい」という思いでサービスを立ち上げました。音楽イベントの会場、スポーツを観戦するスタジアム、映像を制作するスタジオなど、エンタテインメントの現場が「もっと楽しく」「もっと便利に」「もっと魅力的に」なったら良いなと思っています。
「ローカル5G」は通信のための技術と制度で、ただのインフラです。感動をとどけるためにはサービスが必要なので、さまざまなサービスをとどけることを目的に「サービスプラットフォーム」としました。もちろん、我々の強みである「ローカル5G」を使うことで感動に繋がるサービスを揃えていく予定です。

②これまでもイベント会場などではインターネット回線などを提供されている施設はあるかと思いますが、「ローカル5G回線」はどのような違いがあるのでしょうか?

イベント会場が新しくインターネット回線を導入する場合、ケーブルによる配線が必要になります。物理的なケーブルを使うことで安定した回線の用意はできますが、ケーブル敷設のコストや準備期間が必要ですし、場所を変える場合は引き直しが必要です。ケーブルを使わずに繋げる場合は無線通信になります。「ローカル5G回線」は特定の会社のみがその場所で専用の周波数帯の無線通信を使うことができます。誰でも自由に電波を使えるWi-Fiや、多くの来場者が使用するキャリア回線と比較して、特定用途向けに安定した通信提供が可能になります。イベントの運営や出展など、安定回線を簡易に準備したい場面で役に立つと思っています。

③「ローカル5G回線」と色々なサービスを組み合わせるとのことですが、どんなものがあるのでしょうか?

実証実験やニーズヒアリングの結果として始めたサービスに、「キャッシュレス決済サービス」があります。決済端末と「ローカル5G回線」を組み合わせることで、安定して決済ができるようになります。
サービス化は未定ですが、音楽イベントでの遠隔からのカメラ操作、イベント来場者向けARアプリなど、様々な実証実験を実施しました。エンタテインメントの現場で「ローカル5G」の可能性を感じております。今後もサービスを追加していきますので、ご期待ください。

④最後に「MOREVE」はどのような方々に注目いただきたいですか?

「MOREVE」を使われる方、そして一緒に「MOREVE」を創る方に注目いただきたいです。
トライアルを重ねることで、エンタテインメントの現場で「ローカル5G」の幅広いメリットが見えてきました。スタジアムや展示会場など、エンタテインメントが起きる場所の方とは「ローカル5G」提供の話がしたいですし、エンタテインメントを創る&届ける方とは「ローカル5G」を活用した新しいエンタテインメントの話がしたいです。無線通信が生きるアプリケーションやサービスをお持ちの方とは協業の意見交換をしたいです。まだ始まったばかりのサービスプラットフォームなので、さまざまな方と会話を重ね、「MOREVE」そして「ローカル5G」を広げていきたい思いです。

今回は「MOREVE」について神保さんにお話をお聞きしました。「MOREVE」の今後にもご期待ください。ご興味ございましたらSWCのサイトより担当者にご相談ください。